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ouroboros key earrings(両耳)
¥6,600
ouroboros key earrings [material] ・蛇(真鍮) ・柱時計の調律鍵(昭和初期/日本) size 6㎝ ウロボロス 自らの尾を噛む蛇 永遠の理へいざなう円環 護者のように あるいは その心臓の中心を貫くように 小さな鍵たちが揺れる ____ 心理学者フロイトは、秘められたもの、への欲望のシンボルとして『鍵』をファルス-男根に見立てた。 ジャン=ポール・サルトルは『鍵穴を覗き込む』男の『まなざし』の作用を述べた。 ジョルジョ・アガンベンは言葉という『鍵』とイマージュという鍵穴の狭間を思考した。 金属の鋳造技術が生み出された古代より、 人々が『鍵』というものの造形に込める情熱は特別である。鍵穴の奥に隠された〈秘められたもの〉。知りたい、暴きたい、或いは護りたいという志向性はそれらの情熱の泉となっていたのかもしれない。人間のこころ奥底に根付く、希求のシンボルとして ふと捲った谷川俊太郎の詩集に 円環の蛇の詩をひとつ見つける 『輪の中に何を閉じ込めたのかも知らぬまま』 _____ 少し久々になってしまいましたが 通販を更新致しました。 ウロボロスの上部に取り付けたカンは、 A.シンプルな無地のカン B.ほんのり唐草模様入りのカン の2種類のペアのご用意がございます。 ピアス金具への変更可能です。 ご希望の場合、備考欄にてお知らせくださいませ。
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chained glass frame pendant
¥11,000
SOLD OUT
【size】 ガラスフレーム 10.5 × 7 cm(経年並の小さな傷や曇りがございます) 首周り 60cm 【material】 ・チェーン編みガラスフレーム(1950年頃/仏) ・old真鍮チャーム(インド/ナガ族) ・チェコガラスビーズ etc オーバル型のガラスを 真鍮製の鎖で囲み編んだ フォト・フレーム 極めてシンプルな かつ 美しい技術に息を飲みました。思えば 手作業の時代に 小さな写真や絵を、額装して飾る文化は 少し高価な文化であったに違いありません しかし、豪奢な額縁と違い こちらのデザインなら ぴったりとくり抜いたお気に入りのプリントや御写真を 鎖とガラスの間に挟み込み、 気軽に お部屋を飾ることが出来たのでしょう インドの古いチャームをたわわに束ね、 小さなタッセルを製作して垂らしました。 鈍い光のガラスフレームに合わせ、首周りは クリアビーズの連ねて フレームには 古い聖母マリアの物語のくり抜きが 収められていました。こちらも付属いたします。
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antique feve necklace
¥16,500
[material] ・ビスク製フェーヴ(1900年代初期/仏) ・硝子ビーズ(1-3c/ローマ※修復有) ・メタルフープ(ネパールvintage) フェーヴ(feve) フランスでは新年の祝日、ガレット・ロワという伝統のケーキの中に、このちいさなラッキーチャームを埋め込んで、切り分けた中にフェーヴが入っていた人が 一日王様になれる…という古い慣わしが あります feveとは 「そら豆」のこと 元々は本物のそら豆を入れていたのが、焼物(ビスク)やプラスチックで模った小さなお守りに代わりました。年代が進むにつれ 釉薬や色付け、立体造形など 凝ったデザインに展開します こちらは少し古い時代 素焼きのビスク製のもの 百合の紋章や馬蹄、聖母子など キリスト教伝統の チャームたち 黒色変化を施した台座を製作し 古いインドの輪っかで繋ぎました ひとつぶ、古代の硝子を垂らしました サイコロのような文様 不思議な調和です 自然光だと漆黒に見えますが、 光に透かすと 深い青色であることが分かります 63㎝
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antique domino piece earring
¥9,800
[material] ・ドミノピース(ボーン&エボニー製、1900年代初期、 イギリス)・鏡 ・真鍮 今の時代、『ゲーム』と言えば、スマホのアプリが主流でしょうか。たった100年前は、遊びと言えどそれは手仕事のなす技。そして何代に渡って大切に使われるよう、小さなピースの一つ一つが、芸術品でした。 久々にブロカント素材の御紹介です。 アンティークのドミノ・ピース 獣骨とエボニー(黒檀)の板を重ね、中央に真鍮の鋲を打ち込み作られています。ここ10年ほどで、中々手に入らなくなりました。片方のピース上部には欠けがございます。 元来のデザインを掻き消さないように被せフレームを製作し、ソリッドな真円ミラーを取り付けました。(鏡には少しだけ、エイジング加工を施しています) こっくりとしたドミノの風合と鏡の反射光。不思議な調和が生まれました。 ドミノの数字がまるで、古代の魔除文様のように浮かび上がります。そもそもテーブル・ゲームの起源とは、呪術や占いの文化から育ったものです データとしての美術や、インスタントな消費が蔓延る時代。何か、忘れかけていた大事なことに、気づかされる、そんなような。
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【éternel autre】necklace(展示中)
¥99,999,999
top 10×5.5㎝ length 70㎝ [material] ・青銅製フィブラ(1-3世紀、ローマ) ・銅板(19世紀末、フランス) ・淡水真珠 ・蛇のチャーム(vintage) ・鈴(チベット・アカ族) _____ 先日伺ったルイーズ・ブルジョワ展で一際胸を打たれたのは、「少女」と名付けられた男性器のブロンズ像だった そこには「父性」というものへの恐怖心に怯えながら、逃れられない螺旋構造のもと自らの内にその性質を引き継ぎ ひとりの女性として/母として、愛を注ぐべきもの、「守るべきもの」として佇む、ファルスという存在へのジレンマが綴られていた 恐怖と愛情の狭間に身を裂かれながら時々、彼女はその像を泣きながら「抱きしめて」いたという ______ 誰もがファルスを内面化している 〈永遠の他者〉として 分かり合えないもの、 どうにもできないものを 「抱きしめる」しかない葛藤として ______ オイディプスはかつて、母と交わった悔恨から衣服のブローチ(フィブラ)を引き抜き、その針で自らの眼を突き潰した。 心理学者フロイトは、女性/母性に対する恐怖心とコンプレックスをこの悲劇に重ねて見る ヘロドトス『歴史』によると、三日月型のフィブラは男性器の去勢に用いられる鎌に類似することから、女性が身に付けることを禁止された時代があったという
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lunae pendant & earrings
¥22,000
首回り 50㎝ トップ 5㎝ 耳飾り 5㎝ [material] ・八面体硝子ビーズ(5-10世紀/コーカサス) ・真珠 ・真鍮 ________ まるで鉱物原石のような、美しい幾何の 八面体ガラス よく見ると全て、 少しだけ下部へ垂れ延びている 出土地のコーカサス地方は、地中海とカスピ海に挟まれた様々な宗教、文化の経由地 どんなスピリットが織りなすカタチ、なのだろう 月光に透かされたような 柔らかな光の硝子に合わせたのは、乳房のようなかたちの淡水真珠。薄ら青みがかった、ミステリアスな偏光の三粒 ※撮影上、耳飾りの金具は取り付けておりませんが、ピアスorイヤリングの金具からお選びいただけます。備考欄にてお知らせ下さい。
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青銅鐸 首飾
¥17,500
[material] ・青銅鐸(中国/漢王朝 B.C206〜A.D220) ・鏡 ・oldネパールメタルチャーム ・真鍮・組紐 _____ 銅鐸(鈴)とは 何なのか 少し面白い神話のおはなし 日本最古の神社、と言われる 奈良の大神(おおみわ)神社は、神殿はなく、三輪山そのものを御神体として祀っています 祀られているのは 大物主神(オオモノヌシノカミ)という 大きな蛇のかみさま 『わたしの和魂を鏡につけて、鎮座させなさい』と、三輪の地にやってきました _____ 男神である大物主神は、鈴の音(銅鐸)と共に安らかに暮らし、村の平和は保たれていましたが ヤマトの民の侵入で、銅鐸は次々と破壊され 大物主神の深い哀しみにより、飢餓と疫病が大流行します。 ヤマトの巫女と大物主神が結ばれ、その子孫が神官となることで、三輪の地には再び平和が訪れます。 _____ [女性的なもの]、調和と安らぎのシンボルとしての銅鐸。 確かに、鈴のかたちにはどこか、女性的な身体のイメージを想起させられます。 鏡と共に 安らかにあれ 腕部分にはリングパーツ、留め具には古いネパールのチャームをたわわに、しゃらしゃらと心地の良い音鳴りです 汗ばむ季節にも身につけやすい 三連のアンティークゴールドの紐で結び留めました。頭からすぽりと被れるロング連で、着脱も◎ webを更新いたします
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蛇鏡 首飾
¥44,000
首回り 76㎝ top 7㎝ look into the abyss [material] ・蛇形護符(青銅,8-11世紀/西シベリア) ・鏡 ・oldネパール真鍮飾 ・ウッドビーズ・水牛角ビーズ・竹ビーズ etc. _____ 蛇は、北極と南極を除いて、世界中に生息すると言われています。熱帯の水辺にも、シベリアの森中にも。世界中のどんな土地でも彼らは同じように長い身体をくねらせ、地面を這い、とぐろを巻く 蛇に纏わる伝説や神話は、地球の裏側同士の文化でも、どこか似通っている。[世界蛇]- 多くの文化に於いて、蛇は世界の起源と生成に関する根源的なシンボルとされています。 _____ ロシアのシャーマニズムに於いて、彼らはとりわけ、冥界を取り巻く守護者とされていたようです。小さな空洞を護るように、円環を象るシベリアの蛇。この護符に流れるスピリットを最大に引き出すデザインは何だろう。数日頭を捻りました 彫金でフレーミングを施し、小さな[鏡]を嵌め込む。裏面はアイになっています。革紐綴りの首回りのビーズもウッド、水牛角、竹など自然素材のみを使用し、アミニズムを意識したものに。 留め具のない被りタイプのロングネックレスです。
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Maasai brass COWRIE necklace
¥13,200
top 9cm length 60cm [material] ・タカラガイチャーム(マサイ族) ・真珠 ・vintageグラスパール ・真鍮 etc. ______ ケニア〜タンザニアに分布する遊牧民族、マサイ族。独特のアミュレットチャームや色鮮やかなビーズジュエリーをふんだんに纏います。タカラガイは彼らの大切なシンボルのひとつ。時に大切な動物達を守る魔除として、時に女性のシンボル-生命の誕生への祈りとして。かつてタカラガイ貨幣の流通地域でもあり、生活に寄り添った親密な関係を伺えます。 _____ マサイ族のジュエリーではタカラガイそのものをビーズとして用いたものが多数ですが、こちらは真鍮によって象られたもの。葉のチャームがしゃらしゃらと垂れ下がっており、ぷくりと開花を待つ蕾のようにも見えます。 合わせたのは強い遊色がミステリアスな、双子の淡水真珠。 タカラガイチャームと真珠を連結するパーツを製作しました。分裂線に沿って真珠を留め、珠側部には釘を打ち込んでいます。乳房のような、睾丸のような、細胞分裂のような…。懇々と想像が膨らむフォルムに 不揃いの輪っかを製作し、古いグラスパールと繋げたエレガントなロング連です。うららかな季節、コットンワンピースやブラウスの上にさらりと身に付けやすいジュエリーです。
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moon voyage necklace
¥33,000
首回り 72cm トップ 5.5×7cm(下部チェーン含む) 月を運ぶ船 [material] ・フィブラ欠片(銀/ローマ,1-3世紀) ・アンティーク硝子ビーズ(1900年代初期) ・真鍮 _______ 「最古のジュエリーは何か」という問いに、「ブローチ」という答えがジュエリー史の本などではよく見受けられます。 衣服を留めるための装身具であるブローチ=フィブラ(fibula)の起源は青銅器時代(紀元前3300年〜紀元前1200年)に発生し、より実用性のあるカタチ、地位や階級を示す煌びやかなデザインまで数千年間さまざまにその形状は発展しました。 最も一般的な形状は「弓型」と呼ばれます。今作に用いたものもこちら。本来ならば渦巻きのようになっている先端部分には針が伸びており、反対側の先端部分に針先を納める仕様です。弓形のフィブラは青銅製のものが多いですが、こちらは銀製と見られます。 ________ 針部分の喪失によるのでしょうが、本体の曲線美と細やかに施された文様。鈍く煤けた銀の光沢。どこか三日月を想わせます。月を運ぶ船、をイメージしてデザインしました。連部分には金属色の加工のされたアンティーク硝子ビーズを用いています。 ______ 三日月、と言えば女神アルテミスの象徴として処女性や純真…といった概念が言い回されますが、満ち満ちた柔らかな光が「欠けて」ゆき、やがて刃に似たフォルムと細く鋭利な光を放つ過程には どこか倒錯的な変化を思います。 脱線でしょうが…ギリシャ悲劇のひとつ、「オイディプス王」に於いて、父を殺し母と交わってしまった事を知ったオイディプスが錯乱の末自らの目を突き、盲目となった最期に用いられたのはこの、フィブラの針です。 ______ 三日月を運ぶ船 「欠け満ちること」のシンボリズムは流れ継がれてゆく
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The Sacrifice[供犠]earrings
¥9,800
SOLD OUT
The Sacrifice [供犠]の耳飾り 心臓と右手のシンボリズム [material] ・antique 聖なる右手のチャーム(青銅?) ・珊瑚片 ・真鍮 ____ ひとは古来より『手』に特別な能力を見てきた。ものを作る、文字を刻む。ハンドサインや指による算術。古代社会に於ける『手』の機能性は、『手』そのものへの(超自然的な)信仰を産んだ。 ゲルマン系の民族は、契約や宣誓へ必ず右手を用いた。手は人間の意思を司ると考えられたからだ。罪を犯した者は、「無能力」を示すために右手を切り落とされた。 キリスト教において、神の右手には治癒の力が信じられ、崇拝された。作品に用いたチャームは『聖なる右手』をシンボル化したものである。 幾千年の信仰に象られた右手の横に 小さな珊瑚のカケラが揺れている。 それは心臓[jb]のカタチを望んで何年もさざ波に削られたのではない。それでも、まるで心臓のようなかたちに見えるから 拾い上げられた。魂の欠片がトクと象られたかのように、わたしたちは [見えるから] 右手と心臓 身体のシンボリズム それはシンボルではない しかしシンボルだ 小さな供犠を設える 実在と表象の結び目に 記号の契約の結び目に 眼差しは注がれる
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victrian moaning choker & earring
¥13,200
SOLD OUT
victrian moaning 悼みと世紀末の煌めき [material] ・victrian heartビーズ・アップリケ (1800年代末期〜1900年代初期) ・flower スパンコール・アップリケ (1930年頃) ・真鍮・ブレードリボン top 20㎝ choker length 39㎝ earring 16㎝ ※繊細なお品となっております。補強を少し掛けておりますが、アップリケのタッセル部分を強く引っ張るなどは避けてくださいませ。 本日は少しマニアックなお品を。 世紀末のヴィクトリア朝。戦争や疫病の流行、そしてヴィクトリア女王が最愛の夫を亡くし、悲しみのあまりに40年間 黒い衣服と喪(moaning)の宝飾を身に付けて過ごした影響により、市民へと流行した漆黒の装い 故人の遺髪などをロケットペンダントに収めたモーニング・ジュエリーなどが有名ですが 本日御紹介するのは、 漆黒のビーズで編み上げられたアップリケ。 下部にはモーニング・ジュエリーの特徴的な素材であるジェットのカッティングビーズが揺れています。 鞄やドール用品などの小物に縫い付けられたものですが、彫金によってアップリケをピッタリと収めるハート型のフレームを製作しました。 遺髪をイメージした、ブレードのリボンでチョーカー仕立てに。 お揃いの片耳イヤリングは、少し後の時代のものですが、モーニング文化の特徴を引いたもの スパンコールで編み上げられたフラワータッセル。ボリュームたっぷりですが、とても軽量です。 先日伺ったビアズリー展などもそうですが 社会不安に抑圧された世紀末時代、 皮肉めいた美術、黒き装飾、そしてフェミニズム文学の先駆け…と、暗闇の中で様々な文化が花開きました。人のこころを開くのは、光ばかりではないのかもしれません。
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Tuareg cross pendant
¥17,600
SOLD OUT
[material] ・トゥアレグクロス(銀製/1900年代初期) ・トゥアレグビーズ(銀製/1900年代初期) ・白珊瑚 ・真鍮 etc. トゥアレグクロス 4×2㎝ 首周り 58㎝ _____ 別名を『青の民』と呼ばれる、アフリカ・サハラ砂漠の遊牧民族 トゥアレグ族 独特の青い民族衣装や高い工芸技術で知られます。アフリカに於けるムスリム社会では非常に珍しく、女系社会を形成しています。 トゥアレグ・クロスはトゥアレグ族の人々が出身地や所属する氏族など出自を表すために使われました。現代も薄い金属を加工した工芸品として流通していますが、こちらはアンティーク品独特の、重厚感のある質感とデザイン。 高純度の銀製。小さな円模様が打ち込まれ、突起部まで柔らかく摩耗しています。 同じくトゥアレグ族の銀ビーズを、真鍮で製作した土台で組み合わせ、白珊瑚で繋ぎました。
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【open the hole】necklace & earrings
¥13,200
SOLD OUT
top 8㎝ length 52㎝ earring 4.5㎝ [material] ・ペンダントトップ(60's vintage) ・透かし細工のバチカン(トルコ) ・グラスパールビーズ ・ボヘミアガラスビーズ _____ まるで建築学を想わせるような マットゴールドの古いペンダントトップ 板目の壁に打ち抜かれた穴を ぷつぷつと有機的な線が這っている 蜘蛛の巣のように網目を張る線は 穴を覗くわたしたちのまなざしを 阻害しているのか、 はたまたいざなっているのか _____ たっぷりのイミテーションパールで繋ぎました。トップに嵌め込まれた石とお揃いの、 エメラルドブルーの小さな耳飾りが付属します ※ピアス変更可能です。
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Buds[filled with tears]Earrings
¥3,900
SOLD OUT
[material] ・vintage チェコ硝子ビーズ ・vintage 真鍮フラワーパーツ etc. ____ まるでそんな現実は存在しないのに、 時々 色彩のイマージュは、不思議なものを想像させる マゼンタ・ピンクを血管のように孕んで光る青硝子は、 まるでぽろぽろ涙が零れて溜まった 胸の奥底にある 湖みたい 久々のコスチューム・ジュエリです。 たわわに膨らむ蕾たちに仕立てました ぜひ、触れていただきたい、魔術的な煌めき ピアス変更も承ります。 備考欄にてお知らせ下さい。
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HOOK CHOKER
¥7,700
SOLD OUT
top 7㎝ length 38㎝(多少の長さ変更可能) [material] ・陶製フック(昭和初期) ・鎖(昭和初期) ・真鍮(黒化加工)、クリスタルガラス 「ふるどうぐ」 静かに忘れられてゆく、生活のカケラたち 拾い上げて、その手の中で確かめてみなきゃ分からない 艶やかな陶の肌 まるで見たことのない、 エッジイなデザインの鎖 真鍮に黒化加工を施し、キャップを製作 ソリッドなデザインに仕立てました。 側面にはクリスタルガラスのストーンを嵌め込み、 鈍い風合いの中でぴりりと煌めきます✳︎
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scaraboid pendant
¥55,000
『踊るように』 首周り 60㎝ top 5.5㎝ フープイヤリング 5㎝ (ピアス変更可能) [material] ・スカラボイド(紀元前1539-1292年頃、エジプト、新王国時代) ・指輪(6-8世紀、ビザンツ帝国) ・レッドジャスパー ・セラミックビーズ ・真鍮 ステアタイト(滑石)製のスカラボイド。 スカラボイド(scaraboid)とは、両面に図像や象形文字の彫刻が為されたオーバル型護符のこと。スカラベとは区別されます。 古代エジプトの護符は半貴石、ファイアンス(釉薬を掛けた焼き物)など様々な素材で作られました。ステアタイトもそのひとつ。滑石を主成分とする白味の岩石です。 ハトホル崇拝の儀式や巫女たちの舞踊に用いられた打楽器、シストラムが中央に彫刻され、取り囲むように二匹のコブラと、パピルスが配置されています。(分かりやすいように図像をスケッチしました) 組み合わせたのは、真紅の碧玉、レッドジャスパー。古代エジプトでは女神イシスの血の色と考えられ、死後の安泰を願ってレッドジャスパーの護符をミイラと共に埋葬する風習が有りました。 下部に垂らしたブロンズリングには、魔除の同心円文様が舞うように配置されています。U字型のフォルムを、シストラムの形状と重ねて 真っ赤に染まる夜明けの地平線を天空の女神の出産の血と重ね、崇拝したエジプトの人々。たった小さな護符のひとつにも、母なる大地への畏敬と、愛の讃歌が込められています。 そんな事を想いながら。 小さな、しかし壮大な、祈りのカケラを守るための、たまごのフレームを仕立てました。 首周りのビーズでお揃いに作った、しゃらしゃらの耳飾が付属します。
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The five wounds of Christ pendant(& petit earrings)
¥33,000
SOLD OUT
top 7cm 首回り 60cm 付属イヤリング 3cm(ピアス交換可能です。ご希望の場合は申し付け下さい。) [material] ・カーネリアンカボション ・雫型ガラスビーズ(ローマ、1-3世紀) ・アンティーク琥珀ビーズ(ガーナ) ・真鍮 _____________ 掌、足、そしてロンギヌスの槍によって裂かれた脇腹。キリストの5つの傷口は、中世後期に於ける信仰の重要なシンボルでした。 当時の写本資料(図6.7)を伺うと、このシンボルについて奇妙な気づきを得ます。それは『聖トマスの不信/ベルナルド・ストロッツィ/1620』(図8)や、『傷と釘の祈祷書/ヨハン・フィリップ・シュトイドナー/1686』(図9)による描写で確信に変わります。父性的なイメージで固められたキリスト像しか有さない私達には、不思議に感じるかもしれません。皮膚を貫く杭はまるでファルスそのもの、血塗れた傷口のかたちはまるで[女性器]そのものです。 キリストの肉体は、 その皮膚の傷口は、 マリアの子宮と重ねられました。 磔の苦しみ 裂開する皮膚と滴る血雫 それは、聖なる子宮への入り口 男性が最高神の一神教には 権力や社会構造との結び付きで 女性の存在はある意味、補佐的なものに なってゆきます しかし 磔の身体を介した聖母の肉体への回帰は どこか古代の地母神への信仰のような、 起源的な祈りを想わせます _____________ 「祈り」という行為に 何か大きな視座を与えられませんか。 哀しみに開いた肉体の魂は、まるでふるさとを乞うかのようにあたたかな裂け目へ、 還ってゆく 祈り、この裂開するからだ
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Antique enamel locket pierce & choker set
¥7,840
20%OFF
20%OFF
「あまりに小さな記憶を仕舞うための小箱たち」 [material] ・アンティークギロッシュエナメルロケット(直径1.2㎝、1920年頃、フランス) ・ヴィンテージエナメルロケット(直径2㎝、1950年頃、日本) ・ブラックオニキスビーズ ・チェコビーズ ・シルエットカメオ [SIZE] ・チョーカー 38㎝ ・ピアス(イヤリング金具への変更可)3.5㎝ 薔薇模様の七宝細工。産まれも表情も違うけれど、きっと似通った想いで作られた、二種類のロケット・チャームをご紹介します。 ____________ ピアスに用いたのは、仏アンティークの極小エナメルロケットチャーム。ゆらゆらと波打つ光沢模様が伺えます。こちらは細い金属線を並べて釉薬を垂らす、ギロッシュと呼ばれる七宝細工の技巧です。 そしてチョーカー こちらはヨーロッパ経由の仕入れでしたので産地を調べ上げた際、驚きました。戦後間もない日本で作られたロケットペンダントです。薄い釉薬のせいでしょうか。エナメルの光沢は柔らかく摩耗し、縁はじわりと青錆びている。懐かしくもどこか憂い気な薔薇模様です。 __________ あまりに小さな美しいロケットチャームに、どんな写真の欠片を入れたのだろう。物資も乏しく、装飾品などとても贅沢であった戦後日本で、花模様の小箱を作る想いとは何だったろう。 あまりに小さな記憶を仕舞うための小箱 同じく、あまりに小さなシルエット・カメオで繋ぎ合いました。 ※ロケットチャームの開閉は全て良好な状態です ※ピアス金具はイヤリング金具へ変更可能です
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antique brass cross choker
¥11,000
SOLD OUT
[material] ・十字架(1900年代初期?) ・vintageマザーオブパール ・雫チャーム(vintage,ガーナ) ・鍍金ビーズ ・真鍮 首回り 40㎝ クロス 5㎝ _____ 古い聖品の御紹介です。 鈍く煤けた真鍮製クロス。装飾は省かれ、磔刑像が鋲打ちされたのみ、のアイコニックなデザインです。 古い真鍮製クロスには、裏面に祈りの言葉や生産地が記されている事が多いのですが、特定に至るディティルは殆どありません。 謎めいた一品に、踏み込んでみる。 組み合わせたのはvintageのマザーオブパール連。聖心をイメージした爪留めフレームを製作し、捩れの美しい雫パーツを垂らしました。 チロチロと憂い気に揺れる光。 チョーカータイプの長さです。
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Buddha charm necklace
¥11,000
SOLD OUT
top 5cm(charm 3cm) length 52cm [material] ・Buddha charm(青銅/ネパールOLD) ・菩提樹の実(ネパール OLD) ・チェコグラスビーズ ・真鍮 etc. ______ ブロンズ板に浮き彫られた、御仏のシルウェット。柔らかな線の流れのみで象られた姿は、精密な描写とはどこか違う調子の深みと奥行を醸しています。月型の留め具を製作しました。組み合わせるとまるで、後光のようです。 こっくりと濃色、小粒のルドラークシャ(菩提樹の実)とクリスタルカットのチェコ硝子の連で仕立てました。大きめの真鍮カットビーズの光沢を挟むことで、ナチュラルな雰囲気に纏まらず、ややソリッドなイメージへ お揃いの菩提樹ビーズで仕立てたしゃらしゃらピアスが付属します。(イヤリング変更可能)
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清朝装飾鈕 首飾[花紋]
¥33,000
SOLD OUT
top 4cm length 53cm [material] ・真鍮製装飾鈕(清朝/1800年代) ・濃紺硝子ビーズ(ローマ/1-3c) ・扇形チャーム(インドold) ・筒形硝子ビーズ(1900年代初期/仏) ・濃紺硝子ビーズ小(インドネシアold) ・チェコ硝子ビーズ・真鍮 etc. ___ ころんと木の実のような独特のフォルム。見事な文様の施された真鍮製の装飾鈕です。清朝末期のもので、主に絹のローブに縫い付けられました。蓮華を中心に、様々な動物たちが廻るように彫り込まれています。 まるで宝石のような技術美、重厚な黄金色。組み合わせたのは濃紺の古代ローマンガラスです。 真鍮鈕と古代硝子の間の摩耗を防ぎつつ、ぴたりと噛み合うためのビーズキャップを製作しました。 サイドにはインドの扇形チャーム、連部分は仏アンティーク硝子にチェコ硝子、インドネシアの小さな濃紺ビーズ...。 ____ 壮大な時空間の隔たりが、ひとつの輪の摂理へ連なってゆく。余りに魅惑の珠繋ぎでした。 扇形チャームのピアス(イヤリング変更可能、備考欄にご記入下さい)がセットになります。
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THE COWRIE earrings
¥33,000
[THE COWRIE] ー 時に魔を祓う眼差し、時に〈女性の命の門〉 そして時に富そのもの [material] ・タカラガイ(8-10世紀) ・vintage硝子パール ・真鍮 6cm ____ タカラガイ(子安貝)。いにしえより二万年以上、様々な文化で護符として重宝されています。 英名COWRIEは、古代インドの女神の称号である「カウリ」に由来するとされている。 時に人々はその襞を魔除けの目に見立て、大量のCOWRIEを様々な装身具に仕立てボディーガードとして身に纏いました。インドやイランでは大切な家畜を悪魔から守るため、動物たちにもそれらを身につけさせました。 時に人々はその襞を「命の門」-女性器に見立て、命の誕生への祈りを込めました。性的なシンボルとして長らく重宝された古代エジプトではやがて、宝石やファイアンスで貝のフォルムを象った御守りが誕生します。 ____ タカラガイのもう一つの重要な意義は、世界で初めての〈貨幣〉として誕生したことです。その文化は古代中国で生まれ、アジア圏を中心に広まりました。名残として、財、貯、販、貴…。貝の部首を用いる漢字の殆どが、経済に関わる意味を表します。 貨幣として用いられるCOWRIEの裏面には、小さな孔が開けられました。貝の形状や質感、孔の開け方など、詳細な文化特定が非常に困難ですが、本作に用いたものはバルト海周辺地域(8-10世紀)〜ヴァイキング時代のものと推測されます。 ____ 薄らに開いた瞼のような孔、骨のように乾いた表面に滲む、淡いピンクと青色の色素…。COWRIEを巡る艶めかしい歴史を、静かに語りかけるような二粒です。 安らかに眠れ。三日月の光のもと、卵に見立てた小さな揺籠の中に収めました。 ※ピアス金具への付け替えをご希望の場合は備考欄にてお知らせ下さい。
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black bird necklace
¥22,000
SOLD OUT
[material] ・硝子ビーズ(ローマ/1-3c) ・鳥脚チャーム(5-10c/フィン=ウゴル族) ・チェコグラスビーズ ・真鍮(黒色変化加工) top 8㎝ length 60㎝ 〈一般に古代人は鳥を魂の姿あるいは魂のにない手と見たが、とりわけ霊性において優れているのは水鳥であった〉 〈水にただよい、潜る鳥は、なみの鳥の天翔けるふしぎさの上にもうひとつ、あの世の岸をあらう水の消息にも通じている〉 〈鳥の自在さ、とりわけ水鳥の自在さこそ、まさしく肉の束縛を離れた魂の自在さに照応するものであったろう〉 -多田智満子『魂の形について』より __________ ユーラシアの遊牧系民族、 フィン=ウゴルの鳥脚アミュレット。 カモの水掻を象っています。 真鍮に黒色変化加工を施し、様々な濃度のオールブラックの作品に仕立て上げました。